( アニル・ヴィディヤランカール 博士 ) 哲学博士(インド デリー大学)。 1928年 インドのバラモンの家柄に生まれる。 5歳の時から親元を離れて、 師匠と寝食を共にして勉学するグルクルカングリという インド独特の初等教育から高等教育までの一貫教育を施す特殊教育機関で、 主として古代インド哲学と近代物理学を修めた。 ![]() 「心と言語学」の研究でデリー大学哲学博士号を受ける。 インド連邦政府の教育統括機関である国立教育訓練研究所に奉職し、 サンスクリット語、英語、ヒンディ語の教育専門家として28年間勤務した。 アニル(そよ風の意)は親からもらった名前で、 ヴィディヤランカールは明知習得者という称号で厳密な意味での姓ではない。 博士はカースト制度反対の立場から 先祖より伝えられた元の姓を捨ててしまった。 1964年 留学先のニューヨークで、 仏陀にも起ったとされるクンダリニーの覚醒を体験する。 ヨーガ、インド哲学、西洋哲学、心理学、言語学に造詣が深い。 著書「バガヴァット・ギータ精髄」、 「マインド・頭脳・意識」、その他。 アメリカ、フランス、スェーデン、オランダで講演。 1979年 日本の文部省教育研究所で行われた 、アジアの道徳教育に関連したユネスコ研究プロジェクトに参加のため初めて来日し、 チェアマンとして優れた報告書をまとめて注目された。
2001年 6月
|