上村 勝彦 先生
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東京大学教授。
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財団法人 東京大学仏教青年会・理事長。
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東京大学文学部卒。同大学院修士課程終了。
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同大学院修士課程終了。
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上村勝彦先生は、少年時代、
お父様が購入された友松圓諦師の『法句経講座』をお読みになって、
深い感銘を受けたそうです。
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しかし、先生の、
『ダンマパダの教え―初期仏教の「反社会」主義』というご著書では、
「法句経」はあくまでも出家修行者のための指針を説く書であって、
一般人のための道徳や、生活の指針を説く書ではないということを
強調されました。
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十年以上も前のことです。
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その後、ヒンドゥ教の代表的な聖典
『バガヴァッド・ギーター』の訳を発表されました。
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『ギーター』は、社会人としての義務をまっとうしつつも、
すべてを平等に見る境地、絶対者との合一を実現する方法を説いた書です。
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それをきっかけに、以前の書において、
先生は世間と出世間とを対立的に分ける立場を貫いていらっしゃいましたが、
それは硬直した考えであると思うようになられたそうです。
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